• TAVI

TAVI(経カテーテル大動脈弁置換術)

9月28日現在     治療の詳細はこちらから

TF   (経大腿アプローチ) 25
例 実施 (※プロクタリング終了)
TA (経心尖アプローチ)  3例 実施



 

TAVIとは?

重度の大動脈弁狭窄症に対する新しい治療方法。開胸することなく、心臓を止めることなく、
カテーテルを使って、患者さんの大動脈弁を人工弁に置き換えます。





             提供:エドワードラインサイエンス社
 

※ 大動脈狭窄症の標準的な治療は外科(開胸手術)、高齢者(80歳以上)で開胸手術が 困難と予想される方はTAVIの適応となります。(すべての方が可能ではない)

TA動画




TF動画



 

 

 

 

TAVIの対象となる患者さん

高齢のため体力が低下している患者さんや、他の疾患などのリスクがある患者さんなど、外科的手術が困難な患者さんが対象

 ご高齢の方
 大動脈が高度の石灰化している方
 胸部に対する外科手術の既往のある方
 冠動脈バイパス手術の既往のある方
 頸動脈狭窄や慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肝硬変などの合併症のある方

TAVI治療の流れ

 かかりつけ医からの紹介受診  ※ 重症大動脈弁狭窄を確認

         ⇓     
     
   検査入院         ※ 造影CT/冠動脈造影/経食エコー     


         ⇓     

 ハートチームカンファレンス

         ⇓

      
TAVI入院   ※実施(全身麻酔)約2~3時間
                  翌日よりリハビリ開始 
                          
         
      TF(鼠径部よりTAVI) 1週間

               T A(心尖部よりTAVI) 2週間

                         退院              ※様態により個人差がある場合があります

 

ハートチームの紹介

TAVIの治療には様々な診療科が協力治療にあたる『ハートチーム』が結成されます。各専門分野(循環器科、心臓血管外科、麻酔科医、看護師、臨床工学技士、臨床検査技師、診療放射線技師、リハビリ、栄養士)の知識、経験により、患者さんに一番良い治療を選択し、術後管理までその全てのプロセスを『ハートチーム』で行います。
 


筒井 洋 チームリーダー

 経カテーテル的大動脈弁留置術の導入は、大和眞史院長の肝いりで2013年から導入準備を開始したプロジェクトでした。多くのスタッフの協力を得て2016年5月に施設認定を受け、8月末から治療を開始しております。現在月2~3例のペースで患者さんに治療を行い、いずれの方もトラブルなく順調に退院されております。

治療後の患者さんを診察して感じることは“目に見えて元気になる”ということです。治療後の回復の速さにも驚きましたが、心不全で入退院を繰り返していた85歳の患者さんが退院後お化粧をして外来に来られたのにはびっくりしました。

このTAVI治療については患者さんへの治療負荷が小さい画期的な治療であることを、スタッフ一同実感しております。最近では近隣の医療施設はもとより長野県中信地域からも患者さんの紹介を頂いております。今後も安全にTAVI治療を実施できるよう、関係スタッフは日々研鑽を積み努力しいく所存です。

80歳を超えて大動脈弁狭窄症のため生活が制限されていたり、苦しい思いをされている患者さんにとってTAVIは最適な治療法です。大動脈弁を人工弁に変えなければ良くならない、しかし年齢や体力のこともあり本格的な外科手術は難しそうという方は一度主治医の先生にご相談いただき、当院を受診してみてください。

 


循環器内科部長
川口 政徳

  私は、TAVI専門外来、術前評価・治療方法の立案、入院中の管理を担当させて頂いております。実際の手技は、筒井チームリーダーのもと、河野部長(心臓血管外科)、私と毛原先生(心臓血管外科)の4人で担当させて頂いております。

TAVIは外科的大動脈弁置換術と違い、低侵襲というメリットがある反面、カテーテルによる遠隔操作で人工弁を植え込むため、たった数ミリの弁のサイズ、植え込み位置の違いが患者様の運命を大きく変えてしまいます。このため、術前の全身状態や併存疾患の評価、個々の患者さんの詳細な解剖学的特徴の把握、起きうるあらゆる合併症を予測しその対応策を練っておくことが極めて重要です。この過程に一切の妥協は許されません。

ハートチームでさまざまな専門的観点から意見を出し合い入念にディスカッションした後、全員一致団結して治療を行っています。皆さんが少しでも安心してこの治療を受けて頂けるように、何度でも、どんな些細な質問にも丁寧にお答えしたいと思っております。さまざまな理由で大動脈弁狭窄症の手術をあきらめていた患者様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。
 
 


心臓血管外科部長
河野 哲也

   

    


TAVIは患者さんにとってより良い治療法だと実感しています。心臓血管外科領域では、大動脈瘤、大動脈解離等の疾患でカテーテル治療の割合が徐々に増加しています。今後、従来の手術治療と共に新しいカテーテル治療にも積極的に取り組んでいきたいと考えております。  

 



 

 


麻酔科部長
池野 重雄

 麻酔科医の役割は、眠り薬を注射することだけとお考えの方も多いかと思います。しかし、実際には、手術中の呼吸や血圧などを調整して、手術中の患者さんの安全を確保することも麻酔科医の役割です。TAVI治療は、心臓に病気をお持ちの方々に対し行われる治療法であり、また、カテーテル操作が心臓の付近であることから、この時の麻酔には繊細さと高い技術が必要となります。言ってみれば、麻酔科医の腕の見せ所であり晴れ舞台なので、かねてから安全で良質な麻酔管理を目指して、トレーニングや学習を行なってきました。その結果、現在、周術期経食道心エコー認定資格者2名および心臓血管麻酔専門医1名を擁するようになりました。 
 今後も、患者さんに安心してTAVI治療を受けていただくためにより安全で良質な麻酔を提供できるよう、たゆまぬ研鑽を行なっていく所存です。

 

 

 

 

 

  ハートチームのメンバー 
                                

TAVIのQ&A

Q TAVIにかかる時間はどのくらいですか?

  手術時間、入院期間が短く、TAVI適応患者さんへの負担が期待されます

  外科的治療 TAVI(経心尖アプローチ) TAVI(経大腿アプローチ)
平均手技時間 5~6時間 3~4時間 2~3時間
平均入院期間 約2週間 約1~2週間 約1週間
Q 費用はどのくらいになりますか?

  2013年10月よりTAVIが健康保険適応となりました。また、高額療養費制度をご利用する場合、
   費用の負担をさらに減らすことが可能です。
 

<TAVI入院(約7日~14日)の場合>  

健康保険を利用する場合

高額療養費制度を利用する場合
(一般所得の場合)

70歳未満の方 約1,800,000円(3割負担)

70歳以上の方 44,400円
                            (所得により異なります)

70歳未満の方      約140,000円

70歳以上の方           44,400円 

 

※ 部屋代・食事代は別途必要であり、あくまでも上記は概算です。(消費税別) 2014年6月時点

 

Q どんな人がTAVIに適応しますか?

A 一般的には、ご高齢のため体力低下している、もしくはその疾患などのリスクを持っているなど、外科的診療ができなかった重度の大動脈弁狭窄症患者にとって、TAVIが治療の選択肢になります。大動脈狭窄症にも軽度~重症までありTAVIの治療の適応は重症例のみ適応となります。気になる症状がありましたら、お近くのかかりつけ医にご相談下さい。

Q 年齢が若くてもTAVIを受けられるのでしょうか?

A TAVIが開始されてからまだ10年程度しか経っておらず、それ以上の長期成績がまだ明らかではありません。そのため、現在では60~70歳程度までの患者さんであれば通常、長期成績も担保されている外科的弁置換術が標準治療となります。しかし、これまで何度か開胸手術を受けたり、手術の危険性が高い方などは、TAVIの適応が検討されます。

Q     自分が大動脈弁狭窄かどうか知りたいですがどうすればいいですか?

A お近くのかかりつけ医にご相談し、聴診や心エコー検査で診断を受けることになります。

Q    治療による痛みはありますか?

A 治療は基本的に全身麻酔で行いますので、痛みを感じることはありません。

Q TAVIで使用される生体弁の耐久性はどのくらいですか?

A 非臨床試験(加速耐久性試験)において5年相当の耐久性を有する事が確認されています。また、文献(※)よりTAVI生体弁留置後の5年フォローが出来た88人の追跡調査において、再治療を必要とする生体弁の構造的劣化は見られなかったという報告がされています。このことから、少なくとも5年耐久性は確認されていると考えられます。また、外科的弁置換術に使用されている牛心のう膜生体弁に関しては、20年以上の長期成績が既に報告されています。

      ※Journal of the American College of Cardiology Vol.61 No.4,2013

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 電     話    (0266)57-6028(直通)
          (0266)57-6283(直通)
   F  A  X      (0266)57-6329(専用)

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