• はばたけ!!すわっこ研修医

2017.10.13       1年次研修医の井上です    

こんにちは、文体診断によると阿刀田高に似ている1年次研修医の井上です。近況や研修医の心の内について、事実を元にフィクションで語ろうと思います。即ち、以下の文章はイメージであり、特定の人物を誹謗中傷する意図は無く、また研修は適切な指導の下行われており高い医療水準が保たれています事を先にお断り申し上げます。

 

「仕事、辛くて辞めたくなる時ってありますか?」同期、即ち1年目の看護師さんが尋ねる。

「勿論。今朝もベッドの中で考えてた、自分は良い医者になんてなれない、向いていないんじゃないかと」即答する。

「そうなんですか!?」彼女は驚く。

 

 そうなのだ。私はここ数日間を思い出す。「駄目だよそんなんじゃ、医者失格だよ!」「給料貰ってるんだから!」……「研修させて頂いている」という謙虚さと「それでも医師である」責任を持たねばならない。指導医の先生方のお言葉は、激励だとも分かっている。だが勉強不足の頭と、経験不足の体が理想についていかない。そして不安と責任の重さに耐えがたくなった心は叫ぶ、「給料なんて要らない、ここから逃げ出したい!!」

 自信の無い姿なんて誰にも求められていないはず。けれど実際自信が無い。皆最初はそんなだっただろうと考えてはみても、要は自分で自分を打ちのめす。

 

 そんな自分にも、患者さんの為に出来る事があるんだと堂々胸を張れるとすればそれは献血(と自分で言うほどでもないが、一応60回以上献血している)。最近ここ諏訪の献血ルームに初めて立ち寄ったら、そこにいらしたのは指導医の先生というオチがついた。「休みの日に献血とは感心だね」ありがとうございます! 今後は研修でお褒めの言葉を頂けるよう頑張ります。

 

「私は縁に従って生きてきました」というのは大学時代の恩師の言。研修医になって、ここに居るのも学生時代の縁あってこそ。ここを研修先に選んで後悔してますかと聞かれれば、NOとこれも即答。

「俺も、辞めたくなる時あるって!」「ほんと、たまに逃げ出したくなるよねー」ネガティブに明るく、そんな風に茶化し合える仲間(同期研修医)がいるだけで、私は十分幸せだ。

 

 どうして医師になろうと思ったか。私の場合それは、人々が幸せに生きるには? という疑問から始まって、その答えとしてはひとつ痛みを取り除く事、身体的だけでなく精神的などあらゆる「痛み」を取り除く事、に行きついた。そして今、麻酔科で日々「手術中もし目が覚めていれば感じるだろう痛み」を、患者さんを眠らせ、鎮痛剤を投与することで防いでいる。「なるほどねー。君は麻酔も良く勉強しているようだし、麻酔科医が天職なんじゃないの?」 指導医の先生に少しお褒めの言葉を頂くと、すぐにやけては突っ込まれ、心の中で思う、良いじゃないですか、山本五十六だってそれが人を伸ばすって仰っていたはずです……。

 

 余談ですが、諏訪湖新作花火大会の救護に参加致しました。「こちらが本題であるべきで、諏訪日赤ならではの活動とアピールすべきでは?」はい、仰る通りでございます。ちなみに10月29日には諏訪湖マラソンの救護にも参加致します。けれど救護の詳細は、8月の諏訪湖花火大会と同様なので、気になる方は過去の記事を是非ご覧下さい!!

 

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