大腸について

 大腸疾患のうち最も手術が多い疾患は大腸がんです。

 大腸がんの治療法にはいくつかありますが、切除することが最も根治性が高い治療法となります。

 一般に早期大腸がんやがんになる一歩手前の腺種(ポリープ)という状態なら、内視鏡的に切除できます。しかし進行がんや、早期がんでも深いものや大きいものは手術の対象となります。

 手術は、がんのある腸管とリンパ節とを切除(リンパ節郭清)し、残った腸管をつなぎ合わせます(吻合)。直腸がんが肛門近くにあり、吻合ができない場合は、人工肛門になります。

 当院には内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科:大腸)が在籍し、従来からの大きな傷で行う開腹手術ではなく、小さい傷で手術を行う腹腔鏡手術を積極的に取り入れ、現在は大腸がんの手術のうち約8割(良性疾患を含む全大腸切除術の約7割)を腹腔鏡手術で行い良好な成績をおさめています。

 腹腔鏡手術では5~12mm程度の小さい穴を4~5個開けて行う負担の少ない手術であり、お腹の中に腹腔鏡というカメラを入れて手術操作を行います。術後の疼痛・美容の面で優れ、さらに術後回復が早いため早期の退院が可能となっています。

 当院での腹腔鏡下大腸切除術では術後7~10日で退院可能であり、退院後の社会復帰も早期から可能です。

 また腹腔鏡手術では創部感染・腸閉塞等の術後合併症の頻度が少なくなり、当院では術後の全合併症出現率は5.8%と非常に良好な成績を得ています(2013年10月現在)。

 がん以外の良性疾患(虫垂炎、憩室症など)でも腹腔鏡手術を導入し、特に急性虫垂炎はほぼ全例を腹腔鏡手術で行なっています。

当院における大腸切除術 手術件数

当院における大腸切除術 手術件数 (虫垂切除術は除く)

腹腔鏡下大腸切除術の創部

腹腔鏡下大腸切除術の創部(キズ)

腹腔鏡下大腸切除術の手術風景

腹腔鏡下大腸切除術の手術風景

腹腔鏡下での腸管切離

腹腔鏡下での腸管切離 (自動縫合器を使用してお腹の中で直腸を切離しています)

腹腔鏡下での腸管吻合

腹腔鏡下での腸管吻合 (お尻から自動吻合器を入れてお腹の中で腸管を吻合しています)

 
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