部署の紹介

臨床工学技士とは

 臨床工学技士はコメディカルスタッフの一職種であり、現在の医療に不可欠な医療機器のスペシャリストです。今後益々増大する医療機器の安全確保と有効性維持の担い手としてチーム医療に貢献しています。

 臨床工学技士制度が出来たのは比較的新しく、1987年に臨床工学技士法が制定されました。臨床工学技士になるには、3年制の臨床工学技士養成専門学校及び4年制大学を卒業することにより、臨床工学技士国家試験の受験資格が得られ、国家試験に合格して厚生労働省から免許が与えられます。現在は約30,000人の臨床工学技士が全国で活躍しています。

 臨床工学技士はME(Medical Engineer)やCE(Clinical Engineer)と呼ばれ、医師の指示の下に、血液浄化装置、人工心肺装置、人工呼吸器等の生命維持管理装置の操作及び保守点検を行うことを仕事とし、医療機器の進歩に伴い、医学的、工学的な知識を持つ専門職が必要となったためにつくられた医療職です。

 現在当院では約2500台に及ぶ医療機器の保守、管理を行っており、24時間365日対応できる体制をとっております。

スタッフの紹介

第一臨床工学技術課長 宮川宜之
第二臨床工学技術課長 丸山朋康
臨床工学技士 25名(男性15名 女性10名)

 

認定資格 人数
透析技術認定士  10名
呼吸療法認定士  10名
体外循環技術認定士  6名
臨床ME専門認定士  1名

業務の紹介

業務実績

業務内容 平成27年度 平成28年度     
透析業務 17,129件 17,206件
人工心肺を用いた手術 95件 114件
高気圧酸素療法 98件 90件
末梢幹細胞採取 19件 9件
電磁波焼灼術 15件 20件
急性血液浄化 352件 321件
ナビゲーション立会い件数 34件 168件
SAS(CPAP装置説明)回数  ― 35件
学会発表 16回 12回
院内勉強会講師 28回 23回

所属委員会(平成29年度)

事務局 委員
医療機器安全管理委員会 購買委員会
透析機器安全管理委員会 トータルシステム委員会
医療ガス安全管理委員会 診療材料検討委員会
呼吸ケアチーム(RCT) 災害対策検討委員会
  医療の質向上委員会・病院機能評価検討部会
  感染防止対策委員会
  医療安全管理委員会
  病院拡張プロジェクト
  将来構想検討会
  勤務改善検討プロジェクト
  手術室運営管理委員会
  救命救急センター運営会議
  カテ室運営会議
  超音波センター運営会議
  プロモーションセンター運営会議
  ICU運営会議
  鏡視下手術センター運営会議
  ラピットレスポンスチーム(RRT)
  心血管センター運営会議
  教育研修推進室
  ものづくり

業務内容

血液浄化センター

1日に5~6名の配置で、医師や看護師と連携して39床連日2クールの治療を提供しています。平成25年度より臨床工学技士がベッドサイドで患者さんからお話を伺い、治療設定をチームで検討する業務(コンサル)を開始しました。平成27年度より在宅透析業務を開始し、在宅チームを立ち上げチーム一丸となり治療のサポートをしています。その他にも特殊な血液浄化療法を提供するために透析液の清浄化などに取り組んでいます。
 

透析の点検
コンサル
血液浄化センター 機械室
血液浄化センター 機械室

 

MEセンター

MEセンターは、安全な医療機器の提供を担っており、貸借や修理、トラブル対応など医療機器管理の中枢部として機能しています。MEセンターの担当者は医療機器管理業務に併せて、末梢血幹細胞採取、経皮的ラジオ波焼灼術、高気圧酸素治療などの臨床技術業務も担当しています。
平成28年6月よりCPAP療法を行う睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんに対し、CPAP装置の導入説明を開始しました。これまで41件のCPAP導入に携わっています。(平成29年5月現在)
 

MEセンター
機器管理
高気圧酸素療法
高気圧酸素治療

CPAP装置説明

 

集中治療室(ICU)

集中治療チームの一員として血液浄化や人工呼吸器、補助循環など呼吸・循環・代謝などに重篤な問題がある患者さんの治療に加わり、各装置の点検・操作・管理を行っています。

ICUで管理している医療機器は、
・ベッドサイドモニタや心拍出量測定装置などの生体情報監視システム
・非侵襲的人工呼吸(NPPV)と呼ばれるマスク換気や気管挿管患者に使用する人工呼吸器
・鼻マスクを装着し、酸素を高流量で投与する治療(NHF)で使用するフロージェネレーター
・持続透析や、アフェレーシスなどの血液浄化装置
・経皮的心肺補助(PCPS)や大動脈バルーンパンピング(IABP)の補助循環装置
・低体温療法を実施する体温管理システム等

機器トラブル対応が迅速に対応できるように臨床工学技士がICUに日中に常駐するだけでなく、当直体制をとることで医療機器の安全使用に貢献しています。
 


CHDFの点検

 

心臓カテーテル検査

狭心症、心筋梗塞、不整脈などの循環器系の疾患では、心臓カテーテルによる検査や治療を行います。当院では医師、看護師、放射線技師、臨床検査技師とともに医療チームの一員として、最良の治療を行うべく日々努めています。緊急時に補助循環装置をはじめとした医療機器操作には、臨床工学技士が特に力を発揮します。
最近では、開胸することなく、心臓を止めることなく、カテーテルを使って患者さんの大動脈弁を人工弁に置き換える経カテーテル大動脈弁治療(TAVI)チームや外来でのペースメーカーチェックといった領域にも取り組んでいます。

 

 
TAVI

IABPの点検

                                       

中央手術室
~人工心肺を用いた手術~

心臓手術を行う際には心臓の動きを停止させるため、人工心肺装置という機械で心臓と肺の役割を代行します。
人工心肺を必要とする心臓血管外科手術には3名の臨床工学技士がつき、チームの一員として機器や物品の準備、人工心肺装置や心筋保護液供給装置の操作、体外循環中の循環管理などを行っています。

~手術室業務~

手術室で使用される医療機器は日々高度化が進んできています。高度化された医療機器の保守管理・機器使用時のトラブル対応を行い、安全な機器の使用をサポートするために、毎日1名以上の臨床工学技士が手術室業務を行っています。
平成27年度より脳神経外科、整形外科、耳鼻咽喉科領域でナビゲーションシステム業務、平成28年度より手術支援ロボット(ダヴィンチ)や、経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI)が導入され、活躍の場が広がってきています。
 

人工心肺操作の様子
耳鼻科ナビゲーション
手術室業務
ダヴィンチ

 

院内教育
酸素デバイス勉強会
酸素デバイス勉強会

 安全な医療を提供するには、適切な使用方法をマスターする必要があります。輸液、シリンジポンプを始め、人工呼吸器など様々な医療機器、医療材料の勉強会を行っています。工学と医学の知識を持ち合わせている臨床工学技士が、使用方法や注意点などを医師や看護師だけでなく院内のすべてのスタッフを対象に、分かりやすく教えられるよう心掛けています。

 

 

就職を希望される学生の皆さまへ

平成28年度 インターンシップ開催しました!
実際に機器に触れてみていかがでしたか? 

3月22日(水)臨床工学技士のインターンシップを開催し5名の学生が参加されました。
オリエンテーション後2班に分かれ透析業務や機械管理を実際に体験してもらいました。
 


呼吸器の確認

PCPS回路組み立て

 


 

また、入職1・2年の職員との談話会も開催し、いろいろ聞きたいことをお話していました。

 
 
 先輩からは「緊張感はあるがやりがいのある仕事だよ」、「仕事の他にもサークル活動で色々な職種の人と交流できる」などお話をしていました。
 

【参加者の声】

・病院におけるMEの業務体制や業務内容を知り、自分の探している病院のビジョンが明確になりました。
・病院に就職をするか迷っていたため実際の業務に触れることが出来たのは大変ありがたかった。
・知りたかった業務の詳しい実態について知ることができ自分の目指している職が具体的にわかった。
                                          など

3月24日(金)も同様にインターンシップを開催いたします。

皆さんと一緒に働ける日を心待ちにしております!ご参加ありがとうございました。

今後毎年開催していく予定でいますので、興味のある方は是非ご参加ください!

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