科の紹介
形成外科が扱う疾患は、外傷・腫瘍・先天異常・美容に分類されます。
(1)外傷
切り傷・擦り傷・やけどなど全身の怪我を治療する以外に、次のような外傷を治療します。
○顔面外傷:顔や顎の骨折、顔の外傷、外傷後の顔面変形、顔面神経麻痺など
○手足の外傷:四肢や手指の切断に対する再接着・神経損傷・腱損傷・皮膚欠損など
(2)腫瘍
体表面に近い部位の腫瘍や、顔面に生じた腫瘍を切除します。また、腫瘍切除により生じた組織欠損や変形を修復します。
なかでも、乳がんの治療により生じた変形を修復する「乳房再建」には積極的に取り組んでおり、乳腺外科とのチーム医療を実践しています。
なお、平成25年9月に、エキスパンダー法による乳房再建を保険診療で行えるよう、下記の施設認定を受けました。
○エキスパンダー実施施設(一次再建、二次再建)
○インプラント実施施設(一次一期再建、一次二期再建、二次再建)
(3)先天異常
信州大学、県立こども病院の医師とも連携し、手足の変形(多指症・合指症)、口唇口蓋裂、耳介の変形、漏斗胸などを治療しています。
(4)美容
当科では美容は行っておりません。
・赤あざ(血管腫や血管奇形)、青あざ(太田母斑、異所性蒙古斑)、茶色のあざ(扁平母斑、脂漏性角化症、いわゆるしみなど)に対するレーザー治療は行っておりません。
・加齢により進行する眼瞼下垂症に対する手術治療は行っております。